平均海抜4000m以上のチベットは「世界の屋根」と称されている。特異な雪域風光、さんらんたる古代文化、神秘色に包まれたさまざまな民俗風情はチベットのユニークな観光資源である。チベット自治区の区都ラサは輝しい高原の真珠とたたえられている。
ラサはヤルツァンポ江の支流・ラサ河谷地にあり、紀元7世紀初期の吐蕃国の都であった。すでに1300年の歴史がある。ラサとはチベット語で、「聖地」の意味である。日差しがとくに強いことから日光城とも呼ばれる。ラサはチベットの政治、経済、文化、交通と宗教活動の中心地である。ポタラ宮、ジョカン寺などは名が世界に知れわたっている。ラサを中心にチベット各地の名勝旧跡などが見学できる。
チベットの気候
年間を通じて気温が低めで乾燥している。季節は冬が長く、夏らしい季節がない。最も暖かい7月の平均気温は15度以下、最も寒い1月の平均気温は0度前後。高度が上がると−20度から−40度というところもある。偏西風の影響で、冬季は風が強い。暖かい季節には夜間の雨が多く、時に雹を伴う。